LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜



少しずつ誠二のオーラが色気を纏って来るのが分かる。


だって腐っても幼馴染みだもん…、
そんな微妙な変化さえも感づいてしまう自分が悲しい。


壁に背中をくっ付けているアタシを囲うように、誠二の腕が伸びてくる。



背のデカイコイツに見下ろされて、アタシの気分は最悪だ…。




ホント…最悪な気分だよ!




誠二の指がアタシの顎を掴んで上を向かせる。



誠二の目とアタシの目が合った。



思いっきり睨み付けてやろうと思ってたのに…




なのに…



誠二…、



アンタ何て顔してんのよ!