ムカついたと言うより、呆れ果てたアタシは食べかけのシチューもそこそこに、家に帰ろうと席を立った。
『待て待て待て!冗談だ!冗談だっつーの!オマエの言いたい事は分かってる。』
本当か?本当に分かってんのかコイツ?
疑いの眼差しでガン見してやるアタシ。
『でもそれじゃあオマエがオレのもんだって言う証がねぇだろうが。』
証って…オマエは乙女か!
「いちいちそんなもん無くちゃ安心できないワケ?」
そんなに自信無いっての?
アンタ百発百中の男なんでしょ?
心でアタシを繋いでおく自信がそんなに無いワケ?
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