『ちなみにオレは初夜まで待てない。っつーか待たない。』 「ブッ…!!」 勢い余ってシチューを吐き出してしまった。 『汚ねぇな…。アメリカンコメディみたいな事すんなよ。』 誰のせいだよっ!誰の! 「あのね?アタシは婚約も結婚も了承してないのっ!」 『オマエが了承しなくても、結局は結婚する事になる。オマエはオレのものだって言ったろ?ナツ。』 誠二がちょっと眉をしかめたのが分かる。 アタシがあんまり抵抗するから意地になったのか。