LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜



「誠二は違和感無いっていうか、一緒に居た時間が長すぎてもう家族って感じだよ。」



そうだよ…

だってほぼ毎日ご飯作りに行ってやってるんだから!
彼女でも兄弟でも何でもないのにさっ!


チッ!
そう考えるとアイツは何もしてくれないのに、アタシばっかりアイツの為にご飯作りに行ってるのが無償にハラが立って来る。



「灯台下暗しね。」


「えっ?」



机に肘を付いてボソッと呟いたマキの言葉に思わず耳を傾ける。



「近すぎて気づけてないだけよ。それにもう家族同然なんだからいいじゃん。これから結婚して本当に家族になるまでの時間が省けるわ。」



なんて合理主義なヤツのかしらマキってば…。