夢の中でもオレはナツを追いかけていた ナツ……待ってくれ! オレに追いかけられるナツは、全速力で走っていた。 流れる汗をキラキラと飛び散らせながらオレから少しでも遠ざかろうと必死で逃げる。 「…ナツ!」 誰かがナツを呼んでいる そして手を差し出した ダメだ… ナツ他のヤツの手なんか取るな! 頼むからオレから逃げないでくれ。 オレを好きじゃなくてもいい オレはオマエじゃなきゃダメなんだ…