「やめっ…離して」 「やだ」 「っ…月島くん!」 「俺がお前を篭の外に出してやる」 そう言って私を抱き上げる彼… 月島くんは、この学園の高い塀を軽々飛び越えると私を降ろし 「どこに逃げようか?」 って、悪戯な笑みを見せた。