コンビニの裏口で待つ俺。
彼女が出てくるのを待っている。


俺は知っていた。


勤務が終わると
彼女はこの裏口から出ていくことを。



とてつもなく時間が長く感じられる。



のどが渇く。



俺はコンビニの裏口だけを凝視する。
もう少しで出てくるはずだ。



ハートビートが
リズムを刻む。



あと10分で彼女は出てくる。
勤務時間は確認済みだ。