「今日の放課後、ここへおいで」 「今日は、ここ開かないんじゃあ・・・」 今日の放課後は、図書室は閉められるとHRで聞かされていたのに。 「そう。新刊図書の整理があるからね。だから、手伝いにおいで?」 「でも・・・」 「イヤなの?」 しぶるあたしの耳たぶすれすれで響く声に、あたしは逆らえっこないのだ。 「・・・・・・わかりました」