「ああー、どうしよう・・・」 ベッドに腰掛けたまま、あたしは頭を抱えて唸った。 もう、いや!いや!いや!ホント頭痛い! あたしの脳裏に再生されるのは、今日の放課後に起こったアレだ。 あたしの男の人とのファーストキスが、あんなかたちで奪われるなんて、考えたこともなかった。 まさか、里子とのちゅープリを見られて脅されてキスされるなんて。 しかも学校の司書に。 教育者に。 人生最大の失敗だ。