「昨日、頭痛持ちだって言ってたけど、いつも頭痛の時はあんなに激しいのか?」
少しの沈黙の後、先生がそう聞いてきた。
今度は絵を描く手を止めて、私の方を見てる。
2人とも座っているのに、少し私を見下ろす先生、上目遣いで先生を見る私。
あれだけ疎外感や寂しさを感じていたのに、いざ見られると変な緊張感と恥ずかしさが込み上げてきた。
それに、どうしようもない感情も……。
「ううん……」
私は先生から目を逸らしてそう言った。
「そっか……」
そう言った先生をチラッと見る。
先生はまた空とスケッチブックを交互に見て、止めていた手を動かし始めた。



