「なぁ、藤井?」
沈黙が続いていて、気まずい空気の中、話し掛けてきたのは先生の方からだった。
予想してなかったことに、私の体は“ビクン”と跳ね上がる。
「そんなにビックリしなくても……」
「だって先生が急に……」
さっきまで怒ってるのか何なのか気になってた人に急に話し掛けられると、誰だってそんな反応しちゃうと思うけど?
コロコロ変わる表情に、やっぱり先生の考えてることがわかんない。
「昨日のタバコの件と、今日の飯の件は内緒だからな?誰にも言うなよ?」
「わかってるよ」
何回もそう言ってくるってことは、よっぽど誰にも知られたくないんだろう……。



