【先生×生徒シリーズ】涙色の空




先生は真っ直ぐ前を見て運転していた。


怒っているのか……傷付いているのか……先生の表情を見ただけじゃ読み取れない。



「……先生?」


「ん?」



先生は表情を崩すことなく、前を見たまま返事をした。



「あ、あの……ゴメンね?」


「何が?」


「何がって……その……さっきキツイ言い方しちゃったから……」


「別にいいよ。気にしてねぇし」



そう言う先生は、やっぱり私の方を見ないで前を見たままで……。


何か気まずい空気が流れてる。


てか、変なことを言ってきたのは先生で、それに対して私は怒っただけで……。


笑ったと思えば、黙っちゃって先生が何を考えてるのかわかんないし。


何でこんなに先生に気を遣わないといけないの?


私は、それ以上、何も言わずに前を見ながら、先生の方もチラチラ見ていた。