「お前、何慌ててんの?」
先生のクスクスという笑い声は、いつの間にか大爆笑に変わっていた。
「だ、だって!先生が変なこと言うから……」
「俺、別に変なこと言ってませんけどぉ?」
あぁ!もぅ!言い方がムカつく!
「先生さぁ、自惚れないでよね。自分はモテるって勘違いしてる?私は別に先生に惚れたとかないから!」
そう言って、私は助手席の窓の方を向いた。
先生は何も言ってこない。
先生の言い方にムカついたから、あんなことを言ったんだけど……。
先生が何も言ってこないことが気になって、少し言い過ぎたかな?と思って、助手席の窓からフロントガラスに視線を向け、横目でチラッと先生を見た。



