「屋上でカッコイイこと言っちゃってたくせに、今さら嘘だなんてホントはバレるのが怖いんでしょ?」
「別に怖くねぇよ。ただ、バレた時、この年になってまで校長にガミガミ言われるのが面倒なだけ」
「えぇ!ホントぉ?」
私は運転している先生の方を見て首を傾げた。
「ホントだって!先生が生徒に嘘ついてどうすんだ?」
って、先生はそう言ったけど、生徒に嘘ついてるじゃん。
だって屋上で言ったことは嘘だったんでしょ?
そう先生に言ってやりたかったけど、その言葉をグッと飲み込んだ。
その代わり……。
「じゃあ、もう生徒に変なこと言わないでね。私、本気にしちゃうから」
運転していて前を向いてる先生に、思いっきり笑顔で少し嫌味ったらしくそう言ってやった。



