【先生×生徒シリーズ】涙色の空





「あっ!」



先生が突然、大きな声を出した。



「えっ?何?」



まさか何か轢いた?


と、思ったけど、先生は急ブレーキをかけることなく、車は前の車と余裕のある車間距離を保って走っている。



「昨日、俺が屋上でタバコ吸ってたのも内緒だからな」



その時、先生が屋上で言ったあの言葉が頭に浮かんだ。


“ルールなんてさ、破るためにあるようなもんなんだよ”


なんて言ってたくせに。



「あれぇ?ルールは破るためにあるんじゃなかったのぉ?」



私はクスクス笑いながら先生にそんなことを言ってみた。


先生はどんな反応をするんだろう……。


ちょうど信号待ちで止まった車。


先生はハンドルから手を離して私の方を見た。