【先生×生徒シリーズ】涙色の空





「○○市の△△町ってとこ……」


「はぁ?そんな遠いとこから通ってんの?」



そう言われると思った。


私が住む家から学校まで電車で1回乗り換えして1時間30分かかる。


同じ中学の子が受験しない高校を選んだ。


知り合いがいるのが嫌だったから……。



「あぁ!それでか……」



先生は何か思い出すようにそう言った。



「えっ?」


「それで、あの河川敷にいたんだな」



先生はこちらをチラッと見た。



「う、うん……」



私は1人になりたい時や学校をサボる時に、よくあの河川敷に行ってボーとする時がある。


先生は「そかそか。そういうことかぁ」と、納得したように、そうブツブツ呟いていた。