先生とのいろんな思い出が走馬灯のように頭を駆け巡る。 初めて会った時。 屋上で再会した時。 初めて先生の車に乗ったこと。 空の絵をもらったこと。 初めて先生の部屋に行ったこと。 初めてのキスと初めて先生に抱かれたこと。 先生の過去。 いろんなことが頭を駆け巡っていく。 先生、先生、先生――……。 先生と離れたくないよ。 ずっと一緒にいたいよ。 でもね、でもね先生……。 「梨音?」 俯き泣きじゃくる私に先生は私の顔を覗き込むようにして私の名前を呼んだ。