「梨音?お父さんと喧嘩の原因は何?」
「えっ?」
先生を見ると、さっきまで笑顔だったのに今は真面目な顔してる。
「梨音?メールに書いたよね?俺は梨音の味方だって。俺に話せって……」
「うん……」
「だから話して?」
先生が私の手を握ってきた。
「…………うん」
私は家であっことを泣きながら全て先生に話した。
全てを話し終えた後、先生が優しく抱きしめてくれた。
「そんなことがあったのか……辛かったな……。なぁ、梨音?」
「ん?」
「俺、何か梨音に悪いことしてるみたいだな……」
「先生は悪くない」
「梨音のご両親に挨拶に行こうか?」
「ダメっ!」
「何で?」
「絶対にダメ。私は大丈夫だから……」
もし私が学校の先生の部屋に通ってるなんて親に知れたら……。
先生は教師生命を絶たれるかもしれない。
先生は何も言わず、私を抱きしめたまま背中を摩っていた。



