【先生×生徒シリーズ】涙色の空




ハーバーランドを後にした私たちは、南京町をブラブラして生田神社に行ったりした。


夜になっても神戸の街は人が溢れて賑やかだ。



「そろそろ帰ろっか?って、言いたいとこだけど、もうひとつ行きたいとこあるんだけど、いい?」


「あ、うん」



私と先生は駐車場まで歩いて行き、車に乗った。


先生の運転する車は駐車場を出て神戸の街を走る。


神戸の街を抜けて、賑やかな神戸の街とは反対の静かな山道を車は走っていく。


どんどん山道を上っていく。


どこに行くんだろう?


私はそんなことを思いつつ、窓の外を眺めていた。