シャワーを浴びてサッパリした体。
着て来たワンピースを着て部屋に入ると、先生はタバコを吸いながらお茶を飲んでいた。
「冷蔵庫に飲み物入ってるから好きなの飲んでいいよ」
「うん」
キッキンの隣に置いてある冷蔵庫を開けてペットボトルのミネラルウォーターを取った。
部屋に戻って、先生の向かいに座る。
「今日、遅くなっても大丈夫?」
「あ、うん……」
「そっか。まぁ、明日も休みだし、遅くなったら泊まればいっか」
「えっ?」
「だって、そのつもりでアレ持って来たんだろ?」
先生は部屋の角に置いてあるボストンバッグを指差してそう言った。
今日は無理矢理、家に帰らされると思ってたのに……。
「いいの?」
「いいよ」
先生はそう言ってクスッと笑った。



