私の足の間に体を入れ、顔の横で両手をついて私の顔を上から見ている先生。
「梨音……」
切ない声で私の名前を呼ぶ。
私は、ただ先生の綺麗な顔を見つめていた。
先生は、私の体に体重をかけないように顔の横についていた手を私の背中に回す。
ベッドとテーブルの間の狭い空間で重なる体。
先生の顔がゆっくり近付いてくる。
私の唇に重なるマシュマロのような柔らかい先生の唇。
絡み合う舌。
漏れる吐息。
禁断の世界に私は1歩足を踏み入れる。
もう、戻れない。
でも先生になら抱かれてもいいと思っていた……。
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