ピザを食べ終わり片付けた後、先生はシャワーを浴びると言って、お風呂場に行ってしまった。
シャワーの音が微かに聞こえてくる。
先生がシャワー浴びてるだけなのに、なぜか私の胸は爆発しそうなほど“ドキドキ”していた。
先生が言ったように、私は変態か?
ダメだ、このままだったら本当に爆発してしまうかも……。
ロフトに行ってみよ。
ロフトに掛けられたハシゴを上って行く。
上がって行くにつれて、ムワァとした暑さが襲ってきた。
暑い……。
ロフトは3畳くらいの広さで天窓もあって、おとぎ話に出てくる屋根裏部屋みたい。
物置だって言ってた割には物はあまりない。
プラスチックの衣装ケースが5つ置いてあるくらい。
あとは背の低い棚にCDやDVD、マンガや雑誌なんかも置いてある。
その中にはスケッチブックが何冊か混ざっていた。
空の絵を描いたスケッチブックなのかな?
ん?あれ?
1冊の青色をしたスケッチブック。
他のスケッチブックはマンガや雑誌などと一緒に入ってるのに、この青色のスケッチブックだけは棚の上に置かれている。
他のとは差をつけるように丁寧に扱われてるような気がする。
何でだろう?
中身を見たらいけない。
でも気になる……。
手を伸ばそうとした時、下から「藤井?」と呼ぶ声がした。



