ドアに体を預け、そのまま床に座り込んだ。
フローリングの床に落ちていく涙。
ベッドの上に置いてある携帯が目に入った。
その時、先生の言葉が頭に浮かぶ。
“辛い時や苦しい時や寂しい時は、いつでも電話でもメールでもして来い”
“早朝だろうが夜中だろうが藤井の心が軽くなるまで俺が何時間でも相手してやるから……”
本当?
先生、本当?
私は立ち上がり、ベッドの上に置かれた携帯に手を伸ばした。
先生、本当に相手にしてくれる?
私はメモリから先生の名前を呼び出した。
先生に電話するのは始めて。
胸が“ドキドキ”してる。
震える手で通話ボタンを押して、携帯を耳に当てた。



