お昼ご飯を済ませ、私は空のお弁当箱を持ってベッドの部屋に入った。
お弁当箱を鞄に入れて、保健室に戻ろうとした時、保健室のドアが開く音がした。
「せんせぇ?」
保健室に入って来たのは女子生徒。
同じ学年の子か後輩かわからないけど、鼻にかかった甘えた声で先生を呼んでる。
ここから出るのはマズいかもしれない。
私はそう思ってベッドに腰掛けた。
「おぉ!檜山(ヒヤマ)どした?」
檜山さんって子に親しげに話しかける先生。
檜山さんは先生ファンで保健室の常連なんだろうか……。
「先生?噂は本当ですか?」
“トクン――”
胸が跳ね上がった。
檜山さんは噂の真相を確かめるために保健室に来たんだ。



