「保健室で少し寝たら?それでも体調が優れなかったら送ってやるから」
「えっ?い、いいよ。帰って寝たら良くなるから……」
「昨日も言ったけど、途中で倒れたらどうすんだ?変なオヤジに拾われてホテル連れ込まれて……」
冗談っぽく言う先生。
なんだろう……。
先生の言い方が、なぜかイライラして……。
「だからっ!それはないから!」
先生が言い終わらないうちに声を荒げて叫ぶようにそう言った。
大きな目を更に大きくして私を見る先生。
多分、私が声を荒げたことにビックリしたんだろう……。
先生は噂のこと知らないの?
「……ゴメン。あ、あのさ、車のキー持って来るから待ってて?」
「いや、いい」
私は首を左右に振った。
「藤井?」
先生は不思議そうな顔をして、俯いてる私の顔を覗き込むようにして私を呼んだ。
早くこの場から立ち去りたい。
先生、早く私の前からいなくなってよ……。



