部屋に入って、制服を脱いで部屋着に着替えた。
鞄の中から中身を出そうと、机の上に置いた鞄を開けた。
あっ……。
目に飛び込んできたピンク色の小さな紙袋。
私は鞄の中に入れた覚えはない。
多分、先生が入れたんだ。
鞄から紙袋を出して、紙袋の中から保健室の合鍵を出した。
それから一緒に入ってた名刺も。
名刺の裏に書かれた携帯番号とアドレス。
鞄を床に置いて、椅子に座って、机の上に並べた合鍵と名刺を見つめた。
その時、脳裏に浮かんだあの光景。
――キス。
指で自分の唇をそっと撫でてみる。
私、先生とキスしちゃったんだ……。
夢じゃないんだ……。
先生のキスを思い出して子宮の辺りが“キューン”と疼いた。



