「何か飲む?」
先生はそう言って椅子から立ち上がると、私の返事も聞かずに冷蔵庫や小さな流し台があるとこに行った。
「コーヒーか紅茶か……」
そう言いながら冷蔵庫を開ける先生。
「冷たいお茶か、あっ!オレンジジュースもあるぞ」
そう言って、一旦、冷蔵庫を閉めた先生は私の方を見て「何がいい?」と聞いてきた。
「あ、じゃー……冷たいお茶で……」
「了解」
先生は冷蔵庫からペットボトルのお茶とマグカップを2つ持って戻ってきた。
机にマグカップを置いて、ペットボトルの蓋を開けて、2つのマグカップに均等にお茶を注いだ。



