月曜日――。


私は朝からソワソワしていた。


授業なんて全く頭に入ってこない。


授業をしている先生の言葉なんてお経のようで、右から左に受け流すだけ。


ノートを取る手も止まって、黒板の字を、ただ見てるだけだった。


“俺からプレゼントをやろう”


土曜日に先生に言われたことが朝から頭をグルグル駆け巡っていた。


プレゼント……。


それは何?


放課後に保健室に行けばわかるのに、私はプレゼントは何か妄想を膨らませていた。