「先生?」
私は再び体育座りしている膝をグッと自分の方へ引き寄せ、膝の上に頭を乗せて顔を先生の方へ向けた。
「ん?」
先生は前を見たまま返事をした。
「昨日、今まで女の子を妊娠させたことないって言ってたけど……ホントは、あるんじゃない?」
「はぁ?」
先生は手を止めて私の方を見た。
呆れたような、少し怒ったような顔をしてる。
「お前、何言ってんの?」
「だって……」
私はそれ以上、何て言えばいいのかわからなかった。
自分から聞いといて、何て言えばいいのかわからないなんて……。
先生は真顔で私を見てる。
先生の冷たい視線が突き刺さった。



