空気清浄機彼女

男は大ダメージを受けて
動けない。

「お、俺のこと嫌いなの?」

よわよわしくそう言ったが
次の小春の言葉で

男はとどめを刺された。

「タイプじゃないの。嫌い」


男は肩を落としバイクを押しながら
歩いていく。

憔悴しきった男の影が
公園に暗い影を落としている。


「まって」


小春が小さく叫んだ。
男が勢いよく振り返る。


「最後に綺麗なものを
見せてくれてありがとう」