イジワル王子に恋して

「彩…」


圭くんの声に
彩子はうっすら目をあけた。


「圭く…」

「何、寝てんだよ!」


圭くんがぺちんっと
おでこをたたく。


「いたっ。」

「ばか彩。」


そう言って
ベッドから出ていく。


「きゃ///」


そのうまれたままの
格好に彩子が思わず声をあげると
圭くんがそれを睨みつけた。


「今さら…」

「きゃあぁ///前かくして///」


昨日
初めて見た圭くんの息子様は…すごかったけど…///


今は…
落ち着いてるや。

なんて///


「お前、帰れっ。」


圭くんは床に散乱した彩子の制服を
彩子に投げつけた。


「なっ!」

「俺、バイトだから。じゃあな。」



そう言って
Tシャツとジーパンを履くと
彩子を残して出てってしまった。