イジワル王子に恋して

海辺でのkissの感触が忘れられない彩子は
部屋でシャワーを浴びるみっこを残して、砂浜を歩いていた。


さっきまで
楽しかった海には完全に太陽も沈み、
かすかに残った光が海を照らしていた。


圭くんとのkiss…


もちろん
嬉しいに決まってる。


ドキドキして
きゅんって…



だけど
圭くんの気持ちが分からないの。


私の事…
どう思ってる?


彩子はぺたんと砂浜に座り込んだ。


「彩子ちゃん?」


彩子の前に
すっと影がのびた。