イジワル王子に恋して

「先輩…」

「いつもさ…想ってばかりでさ、疲れない?俺なら…お前を幸せにしてやれる。」


思いがけない告白に開いた口がふさがらない。


「彩子。俺…お前が…」

「黙れ。」


圭は珍しくスタスタと戻ってきた。


「言わせねーよ。彩子は俺の女だから。」

「だからっ…」

「彩を幸せにできるのは俺だけだから。だから、俺が幸せに…するから。」


そう言ってまた
すごいスピードで歩いていった。

圭くん…

目頭が熱くなる。


「先輩っ…ごめんなさい。私も圭くんじゃなきゃダメなの。」


ペこりと頭を下げて
いつものように圭くんの背中を追いかけた。