そしてその"もし"のことが 私を襲った。 「南………。俺さ、お前のこと友達として好きなんだぜ?だけど……山本が俺と南が一緒にいるの、嫌みたいだから………ごめん。」 最後のごめんは秋羅から初めて聞いたごめんだった。 こんな風には聞きたくなかった。 確かに覚悟はしていたけど。 そんな急に言われたって。 私は泣くのを必死にこらえ、 ただ 「わかった!山本さんと頑張ってね」 と言って笑うしか出来なかった。