いったい、うちの兄弟たちは何人の女の子を病院送りにしたら気が済むのだろうか…。 「………これぐらいでいいのか?」 「ん、もうOK。 ザルあるから、そこに取って水を切ってから冷水で冷やして水と氷入れた器に入れたら完成だから」 「分かった。 ここは俺に任せて、由稀たちのところへ言ってやってくれ」 「………へっ?」 予想外な言葉に、マヌケな声が口から洩れてしまった。 “由稀たちのところへ”って………、 「なんでまた………」