「う~ん…、やっぱり稜ちゃんに甘えようかな」 「…分かった」 言葉こそいつもの無愛想だけど、表情はどこか嬉しそう。 ………でも、自分から率先してこんなことするなんて稜ちゃんらしいな。 昔から人がやりたがらないことでも、自然な流れで受け入れていた。 もし、これで顔もイマイチで成績悪くて運動神経悪かったら、いいように使われるハメになってたかもしれない。 だけど、幸い彼は容姿端麗・頭脳明晰・運動神経抜群だから今こんなポジションに。