“泣き虫リューク”とは、昔リュークが近所で呼ばれていたあだ名。 昔はよく友達にも泣かされていた。 その度に止めにはいったのは慶ちゃんだったんだけど。 とにかく、リュークはよく泣いていた。 一方の由稀の“ヒヨコちゃん”も近所で呼ばれていたあだ名。 末っ子の由稀は、よくちょこちょこ慶ちゃんや稜ちゃん、私の後ろにひっついて歩いていた。 その様子が親鳥の後ろを歩くヒヨコに似ていたらしい。 「ちーちゃんはリュークに譲らない!!」