「……瑠璃を許す気なんてない。 今までの私の気持ちを踏みにじったから」 それは正直な気持ちだ。 瑠璃のことは許す気になれない。 確かに今まで何より大切な親友だと思っていた。 だけど、誰がこんなひどい目に遭っても変わらず親友なんて言えるだろうか。 そんな人がいるとすれば、その人は究極のお人好しだ。 残念ながら、私は究極のお人好しではない。 「でも…、これは私と瑠璃の問題なの。 瑠璃が改心する気がないなら、その時は私が直々に気が済むまで殴るなりなんなりするよ」