でも、きっと瑠璃は私を殺さない。 ここで私を殺めて自分の人生を棒に振るほど、瑠璃はバカじゃない。 痛みつけるだけだ。 「……どう?痛い?」 頬にナイフの冷たい感触。 瑠璃がスッと縦に引くと、鈍い痛みが走った。 瑠璃の持つナイフの刃先から、赤い血が滴っていた。 「もっと痛みつけて……」 「…は?」 「壊して……」 覇気がない私の呟く声に、瑠璃が笑った。 「頭おかしくなっちゃった?」 ……そうかもしれない。