「……瑠璃、これどういうこと?」 体の自由がなく、精一杯の抵抗として親友を睨みつける。 それでも瑠璃はそんなことは全く気にしていないようで、平然としていた。 「だから、言ったでしょ? 親友ごっこはもうおしまい」 「…どういう意味?」 「あたし、自分で思ってた以上に千夏のことは嫌いになれなかったの。 案外根性もガッツもあって、拍子抜けしちゃった感じね」 そう言いながら、私が縛りつけられたイスの隣にイスを並べて座った。