先生がポツリと呟いた。 「はい。とても」 私もその呟きに賛同する。 ……私は瑠璃のおかげで何度となく救われてきた。 瑠璃は私にとっての唯一無二の親友だ。 私の返事を聞いた先生が、くすっと小さく笑みを洩らした。 「鮎川先生も言ってたわ。 2人はクラスでもほんとに仲が良いって」 「慶ちゃんがそんなことを……」 「鮎川先生も、少し責任を感じてるんじゃないかな。 自分たちのせいで千夏ちゃんが友達を作りにくいこと」