その間の留守は、私たち兄弟が任された。 「ちーちゃん!!」 「千夏」 「千夏~?」 見ると、3人とも私の顔を覗き込んでいる。 顔になにかついてる…? 「お風呂~!!」 「お茶を淹れてくれ」 「クッキー片づけないと、腐っちゃうよ?」 「はいはいはいはいはい………」 いっぺんにいろんなことを言わないでいただきたい。 …本音を言うと、由稀がまたうるさそうだから黙っておく。 今日も鮎川家は大変なのです…。