「俺が千夏を慶人の後ろに隠すなど、そんな卑怯な真似をするはずがないだろう」 ちょ…、稜ちゃん………っ! それバレる!! 自爆しちゃってるから!! ダメダメダメダメっ!!!!! 「仕方ないなぁ…稜介は。 しょうがないから僕がフォローするしかない」 そう言って、由稀が自ら歩み出て稜ちゃんやリュークの方へ向かう。 …よかった。 由稀がうまく言いくるめられたら、最悪の事態は免れる。 ここは由稀に託すしかない。