あんたも教師だろーが、とツッコみたくなる。 でも、慶ちゃんにそんなこと言ったってムダだろう。 「…分かった。 私たちも話聞かなきゃ分かんないもん。 お昼食べたらすぐ向かうね」 『やっぱり千夏はお利口だね~!! 俺の自慢の妹だよ』 ………私も自慢の天然兄貴だよ。 心の中で呟いた。 「じゃ、行くから。じゃあね」 早々と電話を切る。 ──…どうして、こう、問題が絶えないのか。 今年は厄年なのか? 食卓におそうめんが並び、食べながら話すと稜ちゃんはおそうめんを噴き出したのだった。