彼氏はアイドル!?

やっぱり璃音にさけられてる…。

「僕なんかしたのかな〜」

「はい?」

「いや…なんでもないよ…。」

俊はベッドに倒れこんだ。

「璃音さんのことですか?」

「…はあ。」

「あの飲み会以来、璃音さん変ですよね。」

俊は一呼吸おいて答えた。

「なんで昌にはばれちゃうのかな〜…いつも。」

「璃音さんが好きなんでしょう?」

天井を見上げて、ため息をついた…

「好きなのかな…。やっぱり…」

昌は飽きれ顔で俊を見る。

「はあ。俊兄はどこまで鈍感なんですか…?もう英太兄にとられても、しりませんよ。」

俊は布団にもぐりこむ。

「好きだよ…好きだ…ああ…」

「…」

「璃音ちゃんがすきだ…」


「はあ…まずは仲直りすることですね。」

俊は立ち上がった。

「僕…きいてくる!」

そのまますごい勢いで走り出した。