彼氏はアイドル!?

頼まれたものを取りに、スタジオを通りかかると
雪月花がレコーディングをしていた。

「あ…新曲だ。」

璃音は立ち止まって、耳をかたむけた。

うん…

いいメロディ…


俊の歌声…きれい。力強くて…好きだな。

知らないうちに
目は俊を追っていた…


ぼおっと立ってると
英太が気付いて、手をふった。

笑顔で軽く振り返すと
俊と目が合わないうちに逃げるようにそこから立ち去った。