ちょっとむなしくなって、璃音はお財布をもって、コンビニにむかった。 マンションのエレベーターに乗ると スウェットにサングラスにニット帽をかぶった若い男性が乗っていた。 (怪しい…) 距離をおいて一階につくのを待ってると、 その男性は振り返って叫んだ。 「あ〜璃音さんですね〜!こんばんは!どこいきますか〜?」 「え?」 「僕、英太ですよ〜」 サングラスを外した先には、 今日、自分の頭の中から離れてくれなかった英太の顔があった。