朝、五時すぎ…

璃音は
カーテンをあけた。


「今日もいい天気…」

朝焼けが
璃音の部屋をてらした。

(あれ?)

下のマンションの中の小さな広場。

ベンチに有紀生が一人で座っているのが見えた。