「でない。」 「そうか…。せっかくATSUさんに璃音ちゃんの番号、教えてもらったのにな。」 璃音… 泣いていたのだろうか。 はあ… 英太はベッドを出るとシャワーを浴びにいった… 鏡にうつる自分を 見て問い掛ける。 (なんでいかないんだ…。) 怖いのだろうか。 向き合う事が… 俺はそうやって恋愛から逃げて来た… 湯気が 鏡をくもらせた…