「あ〜焼けたんすね。あれ?俊は?」 有紀生がベランダから 煙草の香りをまとい、中に入ってくる。 「あ、俊さんはまだ私の部屋で寝てます。」 (((私の部屋!?))) 「…。」 黙り込む英太。 「コーヒーいれましたけど。」 昌がテーブルに コーヒーを置いた。 「さっすが昌だな〜」 「ありがとうございます。」 璃音は昌にお礼を言うと 包丁とお皿を借りて、ケーキをみんなに取り分けた。